遮光カーテンの選び方

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寒くなってきましたね。ま、12月、しかもクリスマスの時期なんだから当たり前…ですかね?
寒い時期や暑い時期なると、やはり需要が高まるのが機能性のカーテンです。寒い時期は保温性が求められ、暑い時期には遮熱性と…
それらを満たしてくれるアイテムの一つが遮光カーテンです。本日は遮光カーテンの選び方についてまとめてみましたので、お時間のある時にでもご参照ください。

あ、長くなりますので、先に…Happy Xmas!

遮光カーテンの選び方

最近では遮光カーテンを選ばれる方が増えています。
遮光カーテンを選ばれる主な理由としては、
① 日差しを遮ってくれる。部屋を暗くしてくれる。
② 遮熱・断熱効果が高くなる。
③ 夜間に部屋の明かりを外に漏らしたくない。室内の人影が外に見えてしまうのを避けたい。
と言った理由で選ばれる方が多い印象があります。
また、上記とは逆に遮光を選ばれない方は
① 遮光生地はどれも似たり寄ったりで生地としての面白みがない。
② 部屋を暗くしたくない(朝になっても朝かどうかわからない)。
③ 色がくすんだようなものが多い。
やはり、遮光・非遮光それぞれ、生地の特徴があり、一長一短があります。
ここでは、遮光カーテンについてご紹介します。
遮光カーテンを選ばれる理由に書いたように遮光カーテンの最大のメリットはお部屋を暗くできる(日差しを遮る)ことができるという点です。
夏季の朝日を遮りたい…夕方の強い西日をなんとかしたい等々の理由で陽光を遮る目的で選ばれる方は確かに多いですし、私どももそのような方には遮光カーテンをお勧めしております。
それでは、どのような遮光カーテンを選ぶのが良いのでしょうか?
ただ闇雲に遮光カーテンを選ぶといっても、難しいかと思います。無地が良いのか柄が良いのか悩んでしまうでしょう。

I.等級で選ぶ

遮光には等級があり、1~3級に分かれています。最も光を遮るものは1級で次いで2級、最後が3級で、3級は人によっては「これは遮光なの?」と思われるほど光が入って来るものもあります。
基本的に遮光カーテンで使用されている糸はセミダル、フルダルと言われるものがほとんどです。1級はフルダル、2級はセミダルが多いのですが、この等級は生地そのものの染色の色によっても影響を受けます。
黒やネイビーなど、色が濃いものは遮光性が高く(暗くなる)、反対に白や明るいアイボリーなどは遮光性が低く(明るく)なる傾向があります。そのため、同じ等級であっても、色が濃い方が遮光性は高く、薄い方が低くなりますし、同じ組成・作りである場合、濃い色が遮光2級だけども、明るい色のものは遮光3級になる場合もあります。まず、この等級で選ぶというのも一つの方法です。お部屋をできるだけ真っ暗にしたいのか、それとも少しくらいは部屋に入って欲しいのかで等級を決めると良いかと思います。

II.色柄で決める

遮光に限ったことではありませんが、やはりお部屋をコーディネートする上で色・柄は大切です。特にカーテンはお部屋の中で壁紙、フローリング・床面に次ぐ、最も大きな面積を占めるアイテムの一つですので、お部屋に与える影響は大変大きいです。遮光を選ばない方の理由に色がくすんだようなものが多いとありました。最近はだいぶ商品開発も進み、糸も変わってきていますが、確かに未だに遮光カーテンは色がくすんでいるものが多いです。
その理由は原着糸という黒い糸を生地の中に織り込んでいるからです。その原着糸を中に多く織り込むことにより遮光性を高めていて、よく遮光カーテンの裏面がグレーがかっている生地を目にすることがあると思いますが、そう言った生地にはこの原着糸が使われています。
この原着糸を使用しなくても、遮光カーテンを作ることはできます。塩化ビニール樹脂をコーティングすることで、遮光性を高めるといった方法もあります。これは生地の裏面を完全に覆うことにより、遮光性だけでなく、防音効果や断熱効果も高めることができます。コーティングの層によっても等級が変わって来るのですが、基本的には遮光1級のものがほとんどです。ただ、コーティング生地の特徴として、ごわつき感が強く、ファブリック特有の風合いがないので、生地としては抵抗があるという方もいらっしゃいます。
また、余談になりますが、各カーテンの生地メーカーが今回の見本帳より遮光1級の等級をさらに細分化してきています。今までは遮光1級〜3級の3等級に分かれていましたが、日本インテリアファブリックス協会(NIF)が遮光1級をさらに5段階の等級に分けるようになりました。これは目視での状況も加味するようになっています。確かに今までは遮光1級であっても、実際に明るく感じるというケースもままあり、そう言った問題を改善するためにもこのように1級をさらに細分化したようです。
遮光1級を5等級に分け、A++(生地からほとんど光を感じません)、A+(生地からわずかに光を感じます)、A(生地から光を感じるが、生地の織り組織や色はわかりません)、B(生地から光を感じ、生地の織り組織や色も分かります)、C(生地全体は薄明るく見えるが、人の表情が識別できない暗さです)となっております。

III.デザインで選ぶ

遮光は非遮光と異なり、プリント柄が多くなります。そのため純粋に絵柄としてのデザインを重視して選ぶのも、当然の選び方になります。最近は染色技術も向上し、より色鮮やかな色で表現されているデザインもあります。
また、デザインという点では非遮光の生地が気に入っているけど、遮光機能がない場合は、裏地をつけるという選択肢もあります。非遮光の生地に裏地をつけることで、遮光2級以上にすることができ、かつ非遮光の生地と裏地の生地との間に空気の層が増えるため、保温・断熱効果も高まるので、一石二鳥になります。夏の遮熱効果も冬の保温効果にも効果的です。

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