よこ型ブラインド

よこ型ブラインド
よこ型ブラインド

ブラインドの中で昔からあり、最もポピュラーなのが、横型ブラインド(ベネシャンブラインド)です。アルミ製のスラットを上下に昇降させ、角度を調整することで調光性を高めます。はっ水性が強く、浴室や洗面所などでも使用できるタイプのものや、キッチンなど油汚れにも強いフッ素コーティングされたもの、光触媒が施されたものなど、スラット(羽)そのものの性能が向上しています。各メーカーともに多色にて展開していますので、きっとお気に入りの色が見つかると思います。

施工場所も幅が狭く、細長い窓や円状、三角形や多角形の窓にも対することができる唯一のウィンドウトリートメントです。明り取りなどとして、傾斜している天窓などにも取り付けることができますので、この窓に何がつけられるんだろう?と思うような窓には、ブラインドは対応できるかもしれません。ユニットバスなどビスを打ち込むのが難しいような窓にはテンションタイプ(突っ張り棒で固定するタイプ)のものもご用意しています。
また、価格帯もその他のメカものと比較すると、比較的リーズナブルな価格で用意でき、汎用性は高いかと思います。

一方で、短所としましては、光を入れようと調光すると、レース生地に該当するようなものがないので、羽の角度によっては外から室内が見えてしまいます。また、1枚1枚が分かれている構造をしているので、ほこりがたまりやすく、手入れにやや手間がかかるという声は耳にします。また、デザイン的に事務所っぽく見えてしまう、温か味や柔らかさがないと言った意見もありますが、現在では生地(ファブリック)でスラットを覆ったファブリックブラインドやレザーテイストのブラインド等々、さまざまな材質のブラインドが発売されています。

【よこ型ブラインドのメンテナンス(お手入れ方法)】
アルミ製のスラットで手を切る恐れがあるので、邸入れを行う前には手袋を付けるなど、注意が必要です。日常の手入れはスラットを閉じた状態ではたきやハンディモップなどを使用してほこりを落としてください。台所など油汚れが多い場合は中性洗剤を薄めて布に含ませ、軽く拭きとります。その後は必ず水ぶきをしてください。また、耐水性のあタイプは外して丸洗いすることも可能です。

【ブラインドの機能】さまざまな加工が加味されたブラインドがあります。
・遮熱加工…スラットの表面に遮熱塗装を施して、赤外線を反射して室内温度を上げにくくするもの・
・酸化チタン加工…酸化チタンを塗布したもので、光触媒作用により、防汚、抗菌、消臭の機能が付加されます。
・フッ素加工…フライパンなどでも知られるフッ素をコーティングすることにより、煙草のヤニや油汚れを落としやすくする効果があります。退色やカビにも強いため、浴室などの水回りにも適しています。

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